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概要

本資料は、SecureGRIDアライアンスへの加盟に際して、必要となる初期作業をまとめたものです。

ご不明点につきましては、 こちらのお問い合わせフォーム よりSecureGRIDアライアンス事務局にお気軽にご連絡ください。

コンテンツ

以下内容について記載します。

MISPの構築

ここでは、基本的なMISPの構築方法についてご説明します。 尚本資料では、実績のある推奨環境を前提として記載しています。事情によりその他環境での構築を行う場合、MISP本家のreadmeを参考に実施をおねがいします。 参考: MISP本家のインストール情報

必要環境

参考: データ件数と使用領域について

MISPのデータベースはMariaDBです。そのため、データ容量の検討は一般的なMariaDBと変わりません。 MISPの場合、データ構造は決まっていますが、ここにどのようなデータを入れるかによって使用領域は大きく変動してきます(IPアドレスばかりなのかテキストによるコメントなどを入れるのかなど)。 そのためあくまで一例ですが、我々の構築してきたMISPでの実測値をご参考まで記載します。以下をご覧いただくと分かるように、件数とデータサイズは必ずしも比例していません。 尚、以下で記載している件数は、MISPの一番細かいデータ単位であるアトリビュートの件数です。 MISP構築環境の検討にお役立てください。

インストール手順

参考: 完全な情報については MISP本家 の情報を参照してください

インストール後の設定

以降はMISPのV2.4.157の手順を記載します。最新は本家の情報をご確認ください。

以下のメモリ設定については、他用途に使っていない(リソースを全部MISPに割り当てて良い)サーバの前提で記載しています。
DBとApacheに対し、おおよそ半分ずつのメモリを割り当てられるよう調整していますが、最適な設定値は各環境で異なります。
実際の設定はそれぞれのマニュアル等をご確認いただき、各自で行ってください。

各設定項目の変更後、DBとApacheを再起動します。
sudo systemctl restart mysql
sudo systemctl restart apache2

ユーザ作成

MISPを利用するにあたってはユーザごとにアカウントを登録する必要があります。 インストール完了時に表示された初期ユーザにてMISPにログインし、以下流れで必要なユーザを登録してください。

ユーザ情報の入力画面の各項目について、よく利用する項目について説明します。 詳細については こちらのマニュアル 等をご参照ください。

上述の通り、MISPにはユーザをグループ分けするOrganisationという概念が存在します。 このOrganisationを追加する場合は、以下流れで行います。

MISPへのデータの登録

MISPデータ投入ガイド を参照してください

SecureGRIDへのMISP追加

以下作業を実施いただく必要があります。

SecureGRIDでMISPから情報取得するための認証キー(authkey)の提供

以下条件で、SecureGRIDポータルからデータを検索するためのユーザをMISPに作成してください。 ユーザの作成方法については、 前述の手順 をご参照ください。

上記条件で作成したユーザのAuthkeyをSecureGRIDアライアンス事務局までお知らせください。

SecureGRIDからの通信許可

構築いただいたMISPへのインターネットからのアクセスについて制限されている場合、SecureGRIDポータル動作サーバからのアクセスを許可いただく必要があります。 アクセス許可いただく必要のあるIPアドレス・ポート番号については事務局より別途お知らせいたします。